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准将のたまの休暇

今日は休暇日。毎日が忙しい海軍も、たまのたまーに休暇をくれるのだ。
とは言っても、その休暇も海賊の目撃情報が入ればおじゃんになってしまうのだが、今日は本当の意味できちんとした休暇を取れそうである。
まあもし海賊が現れても、海賊の出現率よりも低いくらいの確率で珍しくも仕事をしている大将がいるので、なんとかなるだろう。
そう思ってトールは海軍基地を訪れていた。

「あれ?トール准将じゃないですか。どうしたんです?確か今日は休暇だったはずじゃあ・・・」
「ああうん。休暇だよ。ほら、マント羽織ってないでしょ?」
「あ、確かに」

基地に入って早々見つかり、部下に不思議がられた。
本当に不思議そうにこちらを見てくる彼には悪いが、ここに来た理由を話すのは少し躊躇われる。
部下たちが必死こいて仕事をしているというのに、上司が何をしにここに来たのか知ってしまったら、きっと呆れられてしまうだろう。
トールは物を取りに来たのだとか、ちょっと気になった書類があったのだとか適当に話をつけてどうにか部下から離れたのだが、そんなトールの背を見ながら部下が「准将、休暇だというのに仕事を気にするなんて・・・!さすがです!」と思われているとはまさか思うまい。

その後も続々と現れる部下たちに同じように対応してはさっさと去っていくトールに、この日一日でトールへの部下からの株がだだ上がりしたのは言うまでもないだろう。


「まさかこんなに人に会うなんて思ってなかった」

やっとのことで辿りついた自分の部屋でトールはぐったりとソファに身を沈めた。
今まででこんなに自分の部屋への道が遠いと思ったことはなかったという程に、長い時間廊下を彷徨っていた気がする。
せっかくの休暇なのに、なんでこんなに疲れるんだ・・・。
若干切なくなったトールだった。

「っよし!こんなんで疲れてる場合じゃない!さっそく取り掛かるか!」

部屋からつながっている中庭に出て、潮風を感じながら伸びをして、トールは早速趣味に取り掛かった。
ドロドロの実を発動して作り出した泥の塊を、せっせと捏ね始める。
こねこねこね こねこねこね
時間も忘れて作られていくそれは、徐々に何かの形を模してきた。

「うん、第一号完成!タイトルは・・・”大将青雉シリーズ 荒ぶる鷹のポーズ”だ!」

トールの目の前には泥で作られた像、何とも言えないポーズをした大将青雉がいた。
両腕を頭上高くに掲げたそれは、まるで空高く舞う鷹が地上に獲物を見つけたときのように羽を折りたたんだ格好と良く似ていて、どこか静かだが獲物を狙うその生きることへの情熱が垣間見える作品となっている。
満足気に頷くトールはさらに新たな作品を生むため、場所を移動した。

しかしトールは気付かなかった。
そんな彼女を見ている人物に。


「んあー・・・なんてものを作ってんのあの子」

大将青雉は、どこか嬉しそうな顔をしながら、でも呆れたように呟いたのだった。








\(^P^)/
なんだこれwwwwたぶん書きなおすwww
変なとことか文章があれ?ってとこあるしwww
 

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