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ある街の一角でゴミの中に埋もれてるあるものを発見した。
猫である。猫の死骸がポイッとゴミ置き場に捨てられていたのである。
まだ死んだばかりのようで腐敗もしておらず、ほとんど汚れてもいない。
死因は老衰?
とりあえず、持って帰ることにした。
「みんなにお知らせです」
街から帰って船に残っていたみんなを部屋に集めた。
みんな私が何を言おうとしてるのか、耳をそばだてて興味津々にこっちを見ている。
私は先ほど拾ってきた彼を腕に抱き、みんなに見えるように抱え上げた。
「仲間が増えました。名前はソメヤ君です!」
「くるるるなーぉ」
猫の死骸だったソメヤ君にネジをぶっ刺して命を繋いだのだ。
生き物や、もともと生き物だったもの(今回の場合は死骸)は生きていたときの言葉しか喋れないから、スズキ君たちみたいに人間の言葉は喋れない。
しかしこのソメヤ君、なかなかにおかしな鳴き方をする。
まあそんなところも可愛いよ!ソメヤ君!!
「・・・船長、また拾ってきてしまったのですね」
「戦闘員ですか?愛玩動物ですか?」
「拾ってきてしまったのだよ。ソメヤ君は愛玩動物だねー」
「くるるる」
「んー、可愛いなー」
みんな呆れかえったようにこちらを見てくるが、クルーの約三割はソメヤ君のように私に拾われた子たちなのだから、今更じゃないかと思う。
いいじゃん、ソメヤ君可愛いんだし!毛並みふさふさですなー!可愛いですなー!
「しかし船ー長も、いい加減学習しーた方がいいですーね」
「そうですよね。一人で出かけられるといつも誰かしら拾ってきてしまうのだし」
「可愛い子が落ちてます。拾いますか?拾いませんか?」
「・・・船長なら拾いますね」
スズキ君とサトウ君と、カウボーイの格好をした30センチくらいの大きさの男の子の人形のウシオ君。
まあ、拾うか拾わないかって聞かれたら拾いますけども!
良いじゃないか!仲間が増えるってことは、つまりは私の癒しが増えるってことなんだし!
集まっていたみんながみんな、呆れた顔しようと諦めきったような顔しようと、私はこれからも拾い続けるよ!
私に持ってこいな悪魔の実を食べたんだから、有効活用せずにどうするっていうのさ!もったいない!
「じゃあ、集会終わりー!かいさーん!」
とりあえずこの何とも言えない空気をどうにかするために、みんなを解散させたけれど、これから三日ほど船で誰かに会う度に何とも言えない顔をされるようになるのは、もう少ししたら分かることだ。
ちなみに、ソメヤ君は毛長の尻尾の先だけ黒い白猫で、瞳は黄色です!
続
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